続々・瀬川冬樹氏の「本」
瀬川先生の「本」つくるにあたって考え続けてきたことのひとつに、
川崎先生のことば「いのち・きもち・かたち」がある。
瀬川先生の「いのち・きもち・かたち」について考えてきた──、というよりいまも考え続けている。
瀬川冬樹の「かたち」
瀬川冬樹の「きもち」
瀬川冬樹の「いのち」
考えるために毎日の入力作業を続けているようなものかもしれない。
そして「本」の構成をどうするか。
そのまま「いのち・きもち・かたち」を使うわけにはいかない。
考えたのは、
「かたち」を……
「きもち」を……
「いのち」を……
として、……のところに、ことばをあてはめる。
そして「かたち」から「きもち」「いのち」へとたどっていくということ。
瀬川先生の「かたち」は、まず、その音がある。
瀬川先生とともにその「音」はもう存在しなくなった。
残された「かたち」は、書かれたものだ。
第一弾は、瀬川先生の、いわば「かたち」をまとめたものだ。
それは「読む」ものである。
だから「かたち」の……は、「読む」にした。
第一弾のタイトルを、「瀬川冬樹」を読む、にしたのはそういう理由からだ。
「瀬川冬樹」もまた「かたち」である。
「きもち」「いのち」の……についても考えている。
「きもち」の……は決った。
けれど「いのち」の……についてはまだ迷っている。