Date: 11月 22nd, 2010
Cate: 「ネットワーク」
Tags:

オーディオと「ネットワーク」(その5)

Twitterには、140文字という制約がある。
でも、1バイト文字でも2バイト文字でも同じ140文字なので、
英語よりも日本語のほうがしっかりと書ける分量である。

ちなみに140文字は、ステレオサウンド 43号のベストバイの、
各機種へのコメントがほぼ140文字である(特選機種のみ200文字)。
どうでもいいことをただ書き連ねていくと、すぐに文字数がなくなってしまうけれど、
しっかり書きこまれた文章だと、140文字は決して少ない文字数ではないことが伝わってくる。

瀬川先生の「本」に、43号の文章をおさめてあるので読んでみていただきたい。

それにしても、この43号のベストバイは、読みごたえがあった。
そこに掲載されている機種には、かならずコメントがついていた。
瀬川先生は、43号では188機種について書かれている。
他の筆者の方は多少少ない機種数だが、全体としての分量はかなりのもので、
ここ20年以上のステレオサウンドのベストバイとはずいぶん印象が異る。

とにかく140文字でも、真剣に書いてゆけば、かなりのことが表現できる。
もっともすべてのTwitterへの書込みを、そんなふうにしているわけではないし、
140文字という制約は、小さくはない。

このブログで書いていることを、Twitterで代用することはできない。

ちょうど10年前にaudio sharingをはじめて、2年前にこのブログ、
そして今年になってTwitterをやってきて、
それぞれにウーファー、スコーカー、トゥイーターという感じがしてくる。

私にとってはaudio sharingというウェブサイトが基本となるものだけに、
そしてネットワークの帯域幅も、広いものを要求する。だからウーファー、もしくはフルレンジという印象。
そのうえにスコーカー(ブログ)がのっていて、さらにトゥイーター(Twitter)がある。

ウェブサイト(フルレンジ)だけでもスピーカーは作れる。
けれどさらに発展させようとしたときに、帯域を分割してスピーカーユニットの数を増やしてゆくことになる。

インターネットも、すくなくとも私が個人でやっていることは、
いま3ウェイの形になって先に進めたように思うし、ひとつの形になってきたようにも思っている。

Leave a Reply

 Name

 Mail

 Home

[Name and Mail is required. Mail won't be published.]