4343とB310(もうひとつの4ウェイ構想・2440ではなく2420の理由)
4343とB310(もうひとつの4ウェイ構想・その3)で、
なぜ2440ではなく2420なのか、と書いた。
いくつか考えられる理由はある。
最大の理由は音のはずだが、ハークネスの上に2441+2397をのせていて気づくことがある。
見た目のおさまりに関することだ。
2440(2441)は直径17.8cmある。
これに2397を取りつける。そしてエンクロージュアの天板のうえに置いてみる。
そのままではホーン側が下を向く。
ホーンが水平になるようにホーンに下に何かをかます。
2397の外形寸法をみると高さは9.5cmとなっている。
これはスロートアダプターを取りつける部分の高さであり、
2397のホーン開口部の高さは約7cmである。
ということは2441の外径17.8cnから2397のホーン開口部の高さを引いて2分割した値が、
2397とエンクロージュア天板との間にできるスキマということになる。
これが意外に気になる。
空きすぎているからだ。
このスキマができることは最初からわかっていたけれど、実際に置いてみると、
予想以上に空いている。
これが2420ならば14.6cmだから、スキマも少し狭まる。
実際に2420にしてみたわけではないからなんともいかないけど、
ここでの数cmの違いは、大きく違ってくるはずだ。
もしかすると瀬川先生も、この点が気になっていたんではないだろうか。
そんなことを思うほど、私はこのスキマが気になっている。