第40回audio sharing例会のお知らせ(アクースタットのこと)
今月のaudio sharing例会は、7日(水曜日)です。
テーマについて考えていた。
ブログの記事の本数が4300本をこえたので、いまはJBLの4300シリーズのことを主に書いている。
4320のことについても書いている。
そのなかでアクースタットのスピーカーについてふれた。
これだけだったらほかのテーマにしようと思っていたところに、
昨晩友人が知らせてくれたリンク先で、
スティーヴ・ジョブスの1982年当時のオーディオ機器について、これまでよりも詳細について知ることができた。
スピーカーがアクースタットのModel3なのは、一目両線ですでに知っていたことだ。
それでもアクースタットのスピーカーについて書いていたときに、こういう記事が公開された偶然に、
今回のテーマはアクースタットについて語ろう、と決めてしまった。
アクースタットのスピーカーについては、ステレオサウンド 43号の新製品紹介のページで知った。
当時の輸入元はバブコ。
ACOUSTATの表記はアコースタットだった。
このときの製品はAcoustat Xだった。
縦長の振動板を三枚使用し、
電圧増幅段はトランジスター、出力段のみ真空管を採用した専用アンプを搭載していた。
コンデンサー型スピーカーの駆動には高電圧が必要となる。
通常のコンデンサー型スピーカーにはトランスが使われるが、
Acoustat Xはもともと高圧を扱う真空管の出力段からトランスを省き、
つまりOTL構成とすることで、ダイレクトに振動パネルを駆動するというものだった。
このころの私はコンデンサー型、
それもフルレンジのコンデンサー型こそがスピーカーの理想に最も近いと考えていた。
そんな私にアクースタットの登場は、理想に近いスピーカーの登場のように映った。
けれどステレオサウンドの特集にアクースタットが登場することはなかった。
44号、45号はスピーカーが特集にもかかわらず、だ。
次にアクースタットのスピーカーがステレオサウンドに登場するのは、
またも新製品紹介のページで、49号である。
Monitorという型番に変り、振動パネルも四枚に増えていた。
専用アンプ搭載、その構成は前作と同じである。
このMonitorも特集記事に登場することはなかった。
このアクースタットのスピーカーが、ずっと気になっていた。
時間はこれまでと同じ、夜7時からです。
場所もいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。