Date: 5月 26th, 2010
Cate: 表現する
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音を表現するということ(その3)

ジョン・カルショウが、ショルティとの「ニーベルングの指環」の録音について綴った書籍のタイトルを
“RING RESOUNDING” としているのは、さすがだと思う。

この “RESOUNDING” ということばを、再生側の立場で、解きほぐしていいかえるならば、
“remodeling(リモデリング)”と”rerendering(リレンダリング)” になると考える。

RESOUNDING = remodeling + rerendering というより、
RESOUNDING = remodeling × rerendering という感じが、私の中にはある。

“RESOUNDING”があったからこそ、”remodeling”と”rerendering” を思いついたしだいだ。

ところで、”RING RESOUNDING” の”RING” は、
ワーグナーの「ニーベルングの指環」の指環を指しているわけだが、もうひとつの意味も含まれていると思っている。

“RING” には、〈音が〉鳴り響く、という意味が、ここにはこめられているはずだ。

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