程々の音(その18)
真空管アンプではなく、トランジスターアンプならば、なにをもってきたいか。
価格的にも国的にも、誰もがぱっと候補にあげるのはQUADの405のはず。
コーネッタが登場したころ、405も登場している。
HPD295Aを搭載したコーネッタならば、405ももってこいのアンプかもしれない。
405はそのころ145000円だった。
コントロールアンプは、405が登場した時には44はまだだった。
33では405につり合わない、とまではいわないまでも、
33を使うのであれば、パワーアンプは303、もしくは50Eという選択にしたい。
となるとAGIの511か。
雑誌の組合せと違い、個人の組合せでは、少し待つ、という選択肢がある。
だからQUADから44が出るまで待って、という組合せもあっていい。
QUADの44と405、それにコーネッタ。
プレーヤーはリンのLP12かトーレンスのTD125あたりであれば、
うまくまとまってくれるであろう。
でもタンノイのIIILZ、その後のイートン(Eaton)であれば、
このへんで、と満足できるのに、
コーネッタというエンクロージュアに同じ10インチの同軸型ユニットがおさまっているだけで、
欲が深くかきたてられたりもする。
価格的なバランスを無視したくなるわけだ。
スチューダーのパワーアンプ、A68で鳴らしてみたら、どうなるんだろうか、と。