オーディオと「ネットワーク」(facebookにて・その5)
このブログでステレオサウンドについて書いていることに対して、
「あいつはきついこと・批判的なことばかり書いている」と受けとめられている人もいよう。
そういう人の中には、私がステレオサウンドを敵対視している、と思われている方もいることだろう。
私は、オーディオ界が良くなってほしい、と思っている。
そのためにオーディオ雑誌が果す役割はずっと大きい。
だから、ついついあれこれ言いたく(書きたく)なる。
次の号が出るまでの三ヵ月がながく待ち遠しく感じられるような、
発売日に書店に行きたくなるようなオーディオ雑誌にステレオサウンドがなってくれることを望んでいる。
もっとも、いまのステレオサウンドをそういうふうに楽しみに待っている人がいることはわかっている。
でも、私を含め、もうそうでなくなった人たちが少なからずいることも、まだ事実である。
部外者が好き勝手なことをいっている、と思われていてもいい。
とにかくステレオサウンドが面白くなってくれれば、他のオーディオ雑誌も面白くなっていくはず。
そういうものである。
ステレオサウンドが良くなってほしい、と思っているから、
昨年春、一度あったことのある人から相談を受けた。
ステレオサウンド 182号(2012年春号)で、ステレオサウンド社が編集者を募集していた。
応募したい、ということだった。
ステレオサウンドを敵対視しているのであれば、
彼にステレオサウンドを受けることをやめさせるようにするものだろう。
彼がステレオサウンドに入ることで、
ステレオサウンドが良い方向に向くように作用する力にすこしでもなれるであろう、と感じたから、
電話でもけっこうな時間話し、そのあとに実際に会ってあれこれ話したことがある。
具体的にどうすればいいのかも話した。
彼が入社できたのはもちろん彼自身の力であるわけだが、
私のアドバイスも少なからず役に立っていたはずである。
そういう確信はある。