Archive for category the Reviewの入力

Date: 6月 24th, 2009
Cate: the Reviewの入力

the Review (in the past) を入力していて……(その3)

瀬川先生の「いま、いい音のアンプがほしい」の入力も終りに近づいたとき、ふと気がついた。
     ※
今のままのアンプの作り方を延長してゆけば、やがて各社のアンプの音は、もっと似てしまう。そうなったときに、あえて、このアンプでなくては、と人に選ばせるためには、アンプの音はいかにあるべきか。そう考えてみると、そこに、音で苦労し人生で苦労したヴェテランの鋭い感覚でのみ作り出すことのできる、ある絶妙の味わいこそ、必要なのではないかと思われる。
     ※
このところを入力しているとき、すぐさま頭に浮かんだのは、クレルとパス・ラボのこと、
つまりダニエル・ダゴスティーノとネルソン・パスのふたりのことだった。
もう反射的に頭に浮かび、どちらも、いま早瀬さんが惚れこんでいるアンプでもある。

なぜ、このふたつのブランドなんだろうか、と考えたとき、ある共通項が浮かんだ。
パスもダゴスティーノも、どちらかといえば、コントロールアンプよりもパワーアンプを得意としていること、である。

Date: 6月 24th, 2009
Cate: the Reviewの入力

the Review (in the past) を入力していて……(その2)

今日は、ステレオサウンド 42号のプリメインアンプ特集の、瀬川先生の試聴記を入力し終えた。
誌面をスキャンしてOCRソフトで画像情報を文字情報に変換させれば、この入力作業も、
頭で想像する以上に楽になり、スピードも大幅に増す。

じつは2001年ごろ、使ったことがある。読み取りエラーはある。
それもあるパターンがあって、使い馴れてくると、
これは変換がうまくいってないだろうなと思うところの見当はつくし、
校正の時間を含めても、たしかに、手入力なんて比較にならないほど圧倒的にはやい。

しかもいまは、着実に改良されているだろうから、さらに楽なんだろう。
でも、そこには手入力作業にある、ちいさな発見がない。

ちんたら(といっても親指シフトキーボード歴25年なので、そうとうに入力スピードは速い)やっていると、
おっ、そうだったのか、とただ黙読していただけでは、当時(若かったせいもあるだろうが)、
気がつかなかったことが、けっこう出てくる。
それに、こういう聴き方をされていたんだなぁ、とも思えてくるし、
こういう音が鳴ってきたから、試聴記に書かれている判断を下されたのだなぁ、
そういった、ちいさな発見が、いくつも出てきて、しんどい作業ながら、やっているとはまっていく。

だからやるときは、集中して入力作業をやったほうが、このちいさな発見が増えていくような気もする。
書き写してみたら、入力してみたら、とは言わない。
でも、いちど声を出しながら読んでみてはいかがだろうか。

Date: 6月 16th, 2009
Cate: the Reviewの入力

the Review (in the past) を入力していて……(その1)

the Review (in the past) で公開するために、毎日の入力作業をつづけている。

瀬川先生が、川崎先生のデザインを高く評価されていたことは、
読んでいたときに気がついていたことだが、それでも入力しているときは、なんだか嬉しい。
オーレックスのSY77ST720の項を読んでみてほしい。

今回の入力ではじめて気がついたこともある。
まったく予想していなかった言葉が出てきた。
デンオンのターンテーブルDP7000の、菅野先生のコメントに出てくる「レコード演奏」という言葉だ。

Date: 6月 1st, 2009
Cate: the Reviewの入力

the Review (in the past)

本日、”the Review (in the past)” というブログを公開しました。

ブログ形式で公開していますが、暫定的なもので、途中でブログから他の形式に変更するかもしれません。
アクセスしていただければ、すぐわかるように、
audio sharingでの公開の許諾をいただいている筆者の方々の、製品紹介、テストリポートの文章を、
各ブランド、各機種ごとにまとめています。

型番の表記ですが、本文中は、基本的に全角文字のままにしてあります。
元の文章が全角文字で書かれているのはそのままにしていますので、検索にはご注意ください。
タイトル中の型番は、すべて半角文字で表記しています。