モバイルバッテリーという電源(その14)
こんなこと書かなくとも、常識もしくは共通認識として、
広く知られているはず──、ついそう思い込んでしまったりする。
けれど後になって、意外にもそうでなかったりしたことがこれまでにもけっこうな回数あった。
ここではアンカーのモバイルバッテリーのPowerHouse 90について書いているところだが、
このPowerHouse 90はバッテリーから、つまりDCからACを作り出している。
つまりそのための電子回路が内蔵されているわけで、
その電子回路を介して、PowerHouse 90のAC出力(110V、60Hz)が得られている。
当然なのだが、アンプと同じように、
本領発揮ともなると、この電子回路のウォームアップの時間というのが必要となる。
アンプが電源をいれてすぐに、本来の音を鳴らしてくれないように、
PowerHouse 90もウォームアップの時間を必要とする。
もちろん通常のAC電源からPowerHouse 90にすれば、
音の変化は小さくないが、それでもしばらく電源供給の状態にしておくことで、
音が変化するポイントがある。