Archive for category audio wednesday

Date: 9月 3rd, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –今後の予定

10月のaudio wednesdayも、シーメンスのオイロダインを鳴らす予定でいる。
11月は、ヴァイタヴォックスのCN191を考えている。

12月は、まだ確定ではないが、ポーランド・ジャズをテーマとした会の予定。

最近、Googleアプリが、ポーランド・ジャズに関する記事を表示してくる。
Googleで、ジャズに関することを検索したのは、あまりないのに、なぜ? と思いつつも、
きっかけはこんなことでもいいわけで、ポーランド・ジャズをテーマにやるのも面白い、と思うようになった。

思ったところで、私はジャズは詳しくないし、ポーランド・ジャズという括りがつくと、無知と言っていい。
けれど、ポーランド・ジャズに詳しい人を知っている。

この人にDJをやってもらえば、いい。
10月、11月はスケジュール的に無理だけど、12月ならば、という返事だった。

なので確定しているわけではないが、12月はポーランド・ジャズの会となる予定。

Date: 9月 2nd, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第二十夜(Siemens Eurodynを鳴らす・いよいよ明日)

明日(9月3日)のaudio wednesdayは、シーメンスのオイロダインを鳴らす。

野口晴哉氏はオイロダインにデッカのリボン型トゥイーター、DK30(音響レンズ付き)を足されていた。
ネットワークはデッカ純正のCO/1/8(カットオフ周波数2.5kHz)ではなく、
JBLのN8000を使われていた。

つまりDK30を8kHzで使われていたことになる。
オイロダインは昨年の5月から、audio wednesday以外で何度か鳴らしている。
DK30への結線は外している。

理由は、オイロダインとのクロスオーバー周波数に疑問があること、
N8000のメインテナンスまで時間的に余裕がなかったことだ。

オイロダイン単体で、当然だけれども、いい感じでなってくれる。
最新のスピーカーではないため、高域が十分過ぎるところまで再生してくれるわけではないが、
オイロダインはそのままの2ウェイでこそ、オイロダインであって、
DK30の必要性をそれほど感じていなかった。

けれど8月の会で、オイロダインと同じような構成のウェストレックス・ロンドンに、
エラックのリボン型トゥイーターをつけた音を聴いて、
オイロダイン+DK30の音も聴いてみる必要があると思うようになった。

だからといってJBLのN8000がDK30に合うとは思いにくい。
今回はN8000の倍ほどのカットオフ周波数でDK30を鳴らしてみる。

Speaker System: Siemens Eurodyn + Decca DK30
Control Amplifier: Marantz Model 7

Power Amplifier: Accuphase A20V

Analogue Disc Player: Garrard 301 + SME 3012R
Phono Cartridge: EMT TSD15, Neumann DST

開始時間は19時。終了時間は22時。
開場は18時から。

会場の住所は、東京都狛江市元和泉2-14-3。
最寄り駅は小田急線の狛江駅。

参加費として2,500円いただく。ワンドリンク付き。
大学生以下は無料。

Date: 8月 30th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第二十夜(Siemens Eurodynを鳴らす)

9月2日までは猛暑日と予報されているが、
audio wednesdayの3日は、真夏日でとどまってくれそうである。

3日も猛暑日の予報だったら、エアコンありの空間でやる予定だったが、
真夏日なので、野口晴哉氏のリスニングルームのシーメンスのオイロダインを鳴らす。

今回は2月に続いてアナログディスクのみで鳴らす。
カートリッジはEMTのTSD15だけでなく、
野口晴哉氏のコレクションの中にあったノイマンのDSTも予定している。

ただしDSTは、まだ試していないので、もしかすると音が鳴らないことも十分考えられる。
その場合はTSD15で、きちんと鳴ってくれればDSTをメインと考えている。

2月の会同様、リクエストに応じる。
ただしDSTの針圧は5gなので、その点を了承していただける方のみとなる。

Date: 8月 12th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第二十夜

9月のaudio wednesdayは、3日。
テーマはまだ決めていない。

今月の会があまりにも暑すぎた反省もあって、
気持的にはウェストレックス・ロンドンを、また鳴らしたのだが、
野口晴哉氏のリスニングルームにはエアコンがないので、
多少暑さが落ち着けばいいけれど、そうでなかったら……、と悩んでいる。

今年の6月まではリスニングルームに接している和室(稽古場)だった。こちらはエアコンがある。
こちらでやるとなるとスピーカーを用意することになる。

Date: 8月 10th, 2025
Cate: audio wednesday, 終のスピーカー

エラック 4PI PLUS.2のこと(その18)

エラックの4PI PLUS.2を、どこに置くのか。
そのことによって、音はずいぶんと変化する。

スピーカーユニットを組み合わせて自作スピーカーに取り組んでいる人ならば、
常に実感していることでもある。

4PI PLUS.2でもそうなのだが、それでも、このリボン型トゥイーターは、かなり鷹揚な性格でもある気がしている。

昨年、今年のaudio wednesdayでは、七つのスピーカーシステムと組み合わせている。

2024年4月、アポジーのDuetta Signatureに、
5月、Western Electricの757Aレプリカに、
7月、メリディアンのDSP3200に、
12月、BOSEの901 Series Vに、
2025年1月、JBLの4343に、
3月、4月、5月、フランコ・セルブリンのKtêmaに、である。

スピーカーの天板の上に置いたこともあるし、ちょっと離れたところに置いたこともある。

スピーカーの天板の上の場合には、前後に移動するだけで音が変るわけで、
メインスピーカーから離れたところに置くのであれば、どうなるのか。

昨年4月のアポジーの時と今回は、スピーカー本体から1m以上離れたところに置いている。

しっかりしたスタンドが用意できれば、それも高さ調整できるモノであれば、
4PI PLUS.2の位置を、大胆に、そして細かく調整していけるが、今回もスタンドは用意できなかった。

そうなると4PI PLUS.2を置ける位置は、自ずと決まってくる。
アポジーの時には左右にはかなり調整幅があったが、今回は、ほぼワンポイントだけだった。
なので、今回は、4PI PLUS.2の位置調整はまったくやっていない。

Date: 8月 8th, 2025
Cate: audio wednesday, ディスク/ブック

クラシック音楽における自然描写(さそうあきら氏の選曲)

8月6日のaudio wednesdayで、さそうあきら氏の選曲リスト。

ベートーヴェン:交響曲第六番「田園」 第一楽章
カール・ベーム/ウィーンフィルハーモニー

クープラン:「葦」、「オリーブ搾汁器」
クリストフ・ルセ(チェンバロ)

ラモー:「めんどり」、「野蛮人たち」
オリヴィエ・ボーモン(チェンバロ)

ラヴェル:「水の戯れ」
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)

ドビュッシー:「水の反映」、「雪が踊っている」
アルトゥール・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)

ディーリアス:「春初めてのカッコウの声を聴いて」
アンドリュー・デイヴィス/BBC交響楽団

バルトーク:弦楽四重奏曲第四番 第三楽章
アルバン・ベルク弦楽四重奏団

バルトーク:組曲「戸外にて」より「夜の音楽」
ゾルターン・コチシュ(ピアノ)

メシアン:「クロウタドリ」
エマニュエル・パユ(フルート)、エリック・ル・サージュ(ピアノ)

メシアン:「キガシラコウライウグイス」
アナトール・ウゴルスキ(ピアノ)

マーラー:交響曲第九番 第一楽章
サー・サイモン・ラトル/ベルリンフィルハーモニー

当日は、さそうあきら氏の解説付き、そして絵付きだった。

ベームの「田園」は、音楽を聴き始めたころのさそうあきら氏を虜にした音楽(演奏)。

Date: 8月 6th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十九夜を終えて

今日のaudio wednesdayは、あまりの暑さなので、
予定されていた方でも、今日はやめておこう、と思われてもおかしくない。
にも関わらず、さそうあきら氏のDJということで、初めての方もおられて、良かった。

スピーカーは先月と同じウェストレックス・ロンドンで、他の機材も同じ。
違うのは、エラックのリボン型トゥイーターの存在だ。

かなり音は変る。
今日のポジション、調整がベストではないが、うまく鳴ってくれた。

こうも暑いと、いつもならなんでもないことでも面倒に思えてくる。
楽な方に流されたいという気持もわいてくる。
それでも鳴ってきた音を聴くと、やっぱりきちんとやってよかった、と思える。

Date: 8月 5th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十九夜(さそうあきら氏のDJ・いよいよ明日)

明日(8月6日)は、さそうあきら氏のDJによるaudio wednesday。

明日は、今日ほどの暑さではないようですが、それでもかなり暑くなりそうです。
なので軽装でお越しください。

Speaker System: Westrex London + ELAC 4PI PLUS.2

Control Amplifier: Marantz Model 7

Power Amplifier: Accuphase A20V, McIntosh MC275

CD Transport: Accuphase DP100

D/A Converter: Meridian ULTRA DAC

開始時間は19時。終了時間は22時。
開場は18時から。

会場の住所は、東京都狛江市元和泉2-14-3。
最寄り駅は小田急線の狛江駅。

参加費として2,500円いただく。ワンドリンク付き。
大学生以下は無料。

Date: 8月 1st, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十九夜(さそうあきら氏のDJ)

8月6日のaudio wednesdayは、マンガ家のさそうあきら氏のDJ。

スピーカーは告知している通り、ウェストレックス・ロンドンを鳴らす。
それにエラックのリボン型トゥイーターを足すのだが、どういう結果をもたらすのか、
予想できるところもあるし、そうでないところもあって、私自身、わくわくしている。

さそうあきら氏から当日のプレイリストはいただいているが、
来てのお楽しみということで、まだ公開しない。

Speaker System: Westrex London + ELAC 4PI PLUS.2

Control Amplifier: Marantz Model 7

Power Amplifier: Accuphase A20V, McIntosh MC275

CD Transport: Accuphase DP100

D/A Converter: Meridian ULTRA DAC

開始時間は19時。終了時間は22時。
開場は18時から。

会場の住所は、東京都狛江市元和泉2-14-3。
最寄り駅は小田急線の狛江駅。

参加費として2,500円いただく。ワンドリンク付き。
大学生以下は無料。

Date: 7月 26th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十九夜(さそうあきら氏のDJ)

8月6日のaudio wednesdayの告知を、DJのさそうあきら氏がX(旧twitter)でされています。

野口晋哉氏の全生新舎のXでも告知されてます。

Date: 7月 24th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十九夜(さそうあきら氏のDJ)

つい先ほどまで、8月6日のaudio wednesdayで鳴らすスピーカーを決めるために、
さそうあきら氏にシーメンスのオイロダインとウェストレックス・ロンドンを聴き比べをお願いしていた。

厳密な比較試聴ではなく、おおまかな、二つのスピーカーの音の傾向を知ってもらうための試聴で、アキュフェーズのA 20Vに、
iPhoneとD/Aコンバーター兼ヘッドフォンアンプを接続して行った。

一曲ごとにスピーカーを切り替えて聴いてもらった。
8月6日に鳴らすスピーカーは、ウェストレックス・ロンドンに決まった。

当日は、ウェストレックス・ロンドンにエラックのリボン型トゥイーター、4PI PLUS.2を足して鳴らす。

Date: 7月 14th, 2025
Cate: audio wednesday

Westrex Londonを鳴らしてみて(その6)

一時間強での音の鳴り方の変化からすると、
これから先丁寧に鳴らしていけば、ウェストレックス・ロンドンのスピーカーは、もっとよく鳴るようなるはず。

だが、それはいまどきのオーディオ評論家が言うような「スピーカーの存在が消える」とは、まるで違う鳴り方のでの、その先である。

今回は、さほど長い時間、ウェストレックス・ロンドンを鳴らすことはできなかったが、
一時間強での音の鳴り方の変化は、存在感を増していく、ともいえるものだった。

スピーカーが歌うように鳴る。
そのことが鳴らしていくとともに、よりスムーズに歌うようになり、
さらに楽しく音楽を奏でてくれるようにも感じとれた。

そこには、スピーカーを通して音楽を聴く喜びがある。

Date: 7月 14th, 2025
Cate: audio wednesday

Westrex Londonを鳴らしてみて(その5)

20時30分ごろにステレオで鳴り始めたウェストレックス・ロンドン。
カルロス・クライバーのベートーヴェンの第二楽章の終り近くで、一時間強経っていた。

やっと目覚めたばかりのスピーカーにとって、この一時間は長くはないけれど、
それでも徐々に本領を発揮してくれつつある時間ではあった。

もっと時間があれば、さらによく鳴ってくれたはず。
そう言い切れるほど、クライバーのベートーヴェンの第三楽章と終楽章は、
ベートーヴェンの音楽の巨きさを感じられるほどに、鳴ってくれた。

これでウェストレックス・ロンドンが鳴り切ったわけではない。
もっともっと良くなるはずだし、オーディオ的な聴き方をすれば、
細かな指摘をされるだろうし、キズのない音ではない。

でも、その前に、ベートーヴェンの音楽をベートーヴェンの音楽として聴かせてくれた。
このことが私にとっては、とても大事なことだ。

Date: 7月 13th, 2025
Cate: audio wednesday

Westrex Londonを鳴らしてみて(その4)

audio wednesdayを喫茶茶会記でやっていたころは、スピーカーはアルテックをベースにしたモノだった。

ウーファーの416-8Cの出力音圧レベルは、97dB/W/m。
実際に鳴らした感じも、そのくらいである。

100dBを超えるほどの高能率スピーカーではないものの、
十分、そう呼べるだけのモノではある。

メリディアン のUltra DACを最初に聴いたのは、このスピーカーだったし、
喫茶茶会記でUltra DACを聴いたのも、全て、このスピーカーを通してだった。

現在の狛江でaudio wednesdayを行うようになってから、
いくつものスピーカーでUltra DACを聴く機会、
言いかえると、Ultra DAC独自のフィルターの切替による音の違いを聴くようになった。

いまのところいえるのは、Ultra DACのフィルターの音の違いは、
明らかに高能率スピーカーの方が、はっきりと出る。
そして、判断に迷うことが少ない。

このことは私にとって非常に興味深い現象で、そういうことではないかな、という理屈はあるものの、
これから、いくつかのスピーカーで試してみてから語っていきたい。

そんなことを感じながら、ウェストレックス・ロンドンのスピーカーを鳴らしていた。
49年ぶりに鳴ったウェストレックス・ロンドンの音は、
最初から凄いと思わせるところと、個人的には、少しあれっ? と感じるところもあった。

それはおそらく長いこと鳴らされていなかったからだろう、と思いながら、
最後に、カルロス・クライバーのベートーヴェンの五番(MQA-CD)をかける。

二楽章の後半から、明らかに音が変った。

Date: 7月 12th, 2025
Cate: audio wednesday

Westrex Londonを鳴らしてみて(その3)

渡辺茂夫のCDをかけて、今日は、これだけで充分じゃないか、
という気持も私の中にはあった。

でも、やはりステレオで聴きたい、という声ばかり。左チャンネルを鳴るようにする。

今回は、細かな不具合がいくつか起こるだろうと、やる前から思っていたから、
CDもあれこれ持参したわけではなかった。

その中の一枚が、クーベリック/バイエルン放送交響楽団によるスメタナの「わが祖国」。
その後に、来られた方のCDもかける。
その中に“LIVE – Hans Zimmer”があった。

タイトルからわかるようにライヴ録音。
これも、かなりよく鳴ってくれた。
トーキー用のスピーカーで映画音楽を鳴らしているわけだから、
よく鳴って当たり前とは思わない。

ウェストレックス・ロンドンの時代とハンス・ジマーの時代は、ずいぶんと違う。
そんなこと関係ないと思わせるほどに、いい。

以前から感じていることなのだが、
高能率のスピーカーはライヴ録音をうまく鳴らしてくれる。

たまたまなのだが、クーベリックの「わが祖国」もライヴ録音。

このことに関係して、もう一つ思っていたことは、
メリディアンのUltra DACのフィルターの切り替えによる音の違いは、
高能率のスピーカーの方が、はっきりと違いが出る、ということ。