Date: 7月 4th, 2022
Cate: 世代
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世代とオーディオ(蛍とホタルガ)

さきほどfacebookを眺めていたら、おもしろい投稿があった。
渋谷にヒカリエという商業施設がある。

そのヒカリエの通路には、季節の風物をアニメーションで表示する電飾がある。
いまは季節柄、蛍が表示されている──、と書きたいところだが、
その電飾に描かれているのはホタルガである、とのこと。

蛍とホタルガは、違う。
ホタルガは光らない。
見た目が少しばかり似ているとはいえるけれど、
蛍とホタルガは別物であるのは、
どちらも生きている蛍とホタルガを見ている人(世代)ならば、すぐにわかる。

この電飾のアニメーションを担当している人は、若い人なのだろうか。
蛍もホタルガも見たことがない人なのだろうか。

それでも調べればすぐにわかることじゃないか、とも思うし、
この電飾のアニメーションに関わっている人は一人ではないはず、とも思う。

何人かの人が関わっているだろうに、誰も蛍とホタルガの違いを知らなかったのか。
そして調べよう(確認しよう)としなかったのか。

蛍を描写して風情を演出したかったのだろうが、
ホタルガでは風情なんて感じられないわけで、
この仕事に携わった人たちは、蛍というキーワードだけで風情を感じられるのだろうか。

蛍をよく知らない人は、ヒカリエのホタルガを蛍と思い込むかもしれない。
知っていて当然とおもっていたことが、二世代も違うとそうでないことを、
オーディオのことだけでもずいぶんとあった。

これからもそういうことはいろいろと出てこよう。

ヒカリエのホタルガは、
笑って見過すのが大人の対応だよ、としたり顏でいう人もいるだろう。
揚げ足とって、何が楽しい? とそういう人はいうだろう。

けれど、それを放置しておくと、どうなっていくのかを、
オーディオの世界で見てきているから、ついこうやって書いてしまう。

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