Date: 7月 4th, 2022
Cate: アナログディスク再生, 世代
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アナログディスク再生の一歩目(その2)

オルトフォンのMC20MKIIの内部インピーダンスは3Ω、
推奨負荷抵抗値は10Ω、出力電圧は0.09mV(5cm/sec)である。

エラックのSTS455Eの出力電圧は5.5mV(5cm/sec)である。
MC型とMM型だから、出力電圧の違いはしかたないとはいえ、
MC20MKIIの出力電圧は、ここまで低い。

だからヘッドシェルもオーディオクラフトのAS4PLにした。
シェルリード線は通常両端に接点があるわけだが、
AS4PLはシェル側はハンダ付けしてあった。

接点が一箇所減る。
これだけでも出力電圧が低いMC20MKIIには有利に働くはずだし、
それにシェルリード線も太めのモノだった。

シェルリード線の長さは短い。
それでも太ければ、それだけ細いリード線よりも低抵抗である。
その差はごくわずかであっても、なんとなく精神衛生上よく感じた。

MC20MKIIとAS4PLの組合せは、当時高校二年生だった私にとって、
なんだか誇らしく感じられた。

MC20MKIIには上級機のMC30があった。
99,000円していた。
当時としては、そうとうに高価なカートリッジだったし、
それだけでなく出力電圧がMC20MKIIよりも低かった。

0.08mV(5cm/sec)という値だった。
MC20MKIIとの差は0.01mVなのだから、誤差みたいなものという見方もできたけれど、
MC30は価格もだが、使いこなしという点でも高校生が手を出してはいけないモノ、
そんな感じがしていたので、高校生だった私にとって、
MC20MKIIは最良のカートリッジであった。

それだけに、ついに本格的なオーディオマニアの仲間入りができた──、
そんなふうにもおもっていたものだった。

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