Date: 9月 13th, 2021
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TIDALという書店(その9)

2018年6月に、青山ブックセンターの六本木店が閉店した。
六本木にあった青山ブックセンターは、
AXIS、WAVEのとともに、六本木を象徴する存在のようでもあった。

それでも以前書いているように、
閉店の一年ほど前に、青山ブックセンターに行っている。
なんとなくなのだが、店内が薄暗く感じられた。

照明を落としているわけでもないのだろうが、そう感じた。
それに人が少ない、とも感じた。
店内に活気がなかった。

寂れてしまった感じだった。
そんなことがあったから、
青山ブックセンターの六本木店閉店のニュースには、強い驚きは感じなかった。
やっはり閉店なのか……、そんな感じかただった。

活気が失われていく店舗には、人は集まらなくなっていく。
はっきりと感じなくても、なんとなくでもそんなふうに感じたら、足が遠のきがちになる。

タワーレコードの新宿店は規模は縮小するけれど、閉店するわけではない。
けれど、いつかは閉店ということになるかもしれない。

渋谷店が閉店することは考えにくいが、新宿店はそうとはいえないだろう。

渋谷のタワーレコードよりも、新宿のタワーレコードを利用した回数はかなり多い。
六本木のWAVEよりも、多い。

便利な店だった。
でもワクワクすることがあったのかというと、それほどでもなかった。

六本木のWAVEに感じていたワクワクは、タワーレコードには感じられなかった。
だからといって、いま六本木のWAVEが、どこかに現れたとしてもワクワクするだろうか。

ワクワクするかもしれないが、そこでCDを買うのかとなると、
MQAでできるかぎり聴きたいと思っている私は、e-onkyo、TIDALだ。

便利な店とお世話になった店は同じではない。

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