Date: 3月 25th, 2011
Cate: 岩崎千明
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「オーディオ彷徨」(「いま」読んで……)

「人」という漢字について、よく云われることに、
互いが支え合っているから立てる、というのがある。

現実には2本だけでは立てない。
かろうじてバランスを保つポイントを見つけても、すぐに倒れてしまう。
2本で支え合っている、というのは、あくまでも紙の上に書かれたことでしかない。

「人」が現実においてふらつかずしっかりと立つには、
陰に隠れている3本目がある、ということだ。

この3本目が何であるのかは人によって違うことだろう。
音楽の人もいる。
音楽といっても、ジャズも人もいればクラシックの人もいて、
そのジャズの中でも……、クラシックの中でも……、と、さらに細かくなっていくはず。

「オーディオ彷徨」に「あの時、ロリンズは神だったのかもしれない」がある。
ソニー・ロリンズの「サキソフォン・コロッサス」のことだ。

岩崎先生にとって、「サキソフォン・コロッサス」が3本目だ、と今回読んで気づいた。

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