Date: 8月 25th, 2020
Cate: 日本のオーディオ
Tags:

リモート試聴の可能性(その6)

なんらかの再生音を録音して、もう一度再生して聴くということは、
昔から行われていることでもある。

アクースティック蓄音器の音を録音してレコードにする、という企画は以前からあった。
いまもある。

この企画に否定的な人もいる。
SP盤の復刻ならば、そんなことをせずにダイレクトに電気信号に変換すべき、という意見である。

SP盤の復刻であっても、一つの手法に縛られる必要は、どこにもない。
アクースティック蓄音器で再生して、その音を録音する、というのも、
復刻の一つの方法である。

どちらが好ましいかは、きいた人が判断すればいい。
とにかく、再生音をマイクロフォンで捉えて、スピーカーを通して聴く、ということは、
なにもいまに始まったことではない。

ただ、そのことについてこれまでは、論議されることはなかったように思う。
それがここにきて、コロナ禍によるオーディオショウの中止が続き、
オンラインでのオーディオショウの開催も試みられている。

春のヘッドフォン祭も中止になったが、オンラインでは行われたし、
秋のヘッドフォン祭も中止なのだが、オンラインでの開催はある。

さらにAudio Renaissance Onlineという、
オンラインのオーディオショウが11月14日、15日に開催される。

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