Date: 7月 19th, 2020
Cate: 世代
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世代とオーディオ(実際の購入・その10)

40年以上前の中古のスピーカーシステム、コーネッタ、
今年の新製品のエアパルスのA80。

中古と新品の価格を一緒くたに考えることの無理は承知で、どちらもほぼ同じ価格である。
どちらを購入するだろうか、と自問すれば、私はやはりコーネッタである。

以前から自分の手で鳴らしてみたかった、という理由がいちばん大きいけれど、
趣味性ということを考えても、やはりコーネッタである。

この趣味性、オーディオにおける音楽性と同じくらいに曖昧なところがある。
あまり使いたくないのだが、コーネッタとA80を並べて考えてみたときに、
趣味性と実用性ということが、まず浮んできた。

A80は、かなり実用性の高いスピーカーシステムであろう。
音を聴けば、断言することもできるけれど、いまの時点では聴いていないのだから、
想像で書くしかない。

ここで趣味性、実用性といっているが、
あくまでも私がそう感じているだけであって、
ある人は、A80に高い趣味性を感じているのかもしれない。

そう思いながら、私はA80にどうしても趣味性のようなものを感じとることはない。
フィル・ジョーンズが開発している──、そのことにも特に趣味性は感じない。

40年前ならば、リボントゥイーターというだけで、
ある意味、趣味性を感じさせるところはあった。
当時、リボントゥイーターといえば、パイオニアのPT-R7、それにデッカの製品、
純然たるリボン型とはいえないがテクニクスの10TH1000くらいで、
そのあとにピラミッドのT1が登場したくらいだ。

当時リボン型トゥイーターは、高価で扱いもデリケートなところがあったし、
その独得の繊細さゆえに、趣味性が高い、と感じた人は少なからずいた。

けれど、いまはずいぶん違ってきた。
ドーム型と同じくらい、とまではいわないけれど、リボン型の種類、製品数は増えてきた。
安価にもなってきた。

当時、特別なトゥイーターという印象をもっていたけれど、いまはそんなことはない。
そんなこともあって、A80に、私は趣味性を感じない。

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