Date: 5月 12th, 2020
Cate: 録音
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PCM-D100の登場(その8)

オーディオの世界で自作といえば、ハードウェアの自作のことを指している。
ソフトウェアの自作ということについては、
ほとんど、というか、これまでまったく語られることはなかったけれど、
録音こそ、ソフトウェアの自作である。

1970年代に生録がブームになっていた。
生録を特集するだけで、そのオーディオ雑誌の売行きが増すほどにブームだった──、
と話にきいている。

そうやって録音してきた音源は、そのままでソフトウェアの自作といえるだろうか。
オーディオの世界でのソフトウェアの自作という意味では、
そのままでは、ただ録ってきただけであり、
もちろん、少しでもいい音で録るために工夫しているとはいえ、
録りっぱなしでは、ソフトウェアの自作と呼ぶには抵抗がある。

やはり、なんらかの編集が必要だ。

2013年9月に、ソニーのPCM-D100が登場した。
嬉しいことに、いまも現役の録音機である。

マイクロフォンがついていて、これ一台で、
PCM(192kHzまで可能)でもDSD(2.8MHz)でも録音ができる。

オーディオマニアのなかには、PCM-D100MKIIになって、
PCMで384kHz、DSDで5.6MHzでの録音を可能にしてほしい、と思う人もいよう。

私にも、そういう気持がないわけではないが、
ソフトウェアの自作ということに関して、優れた編集ソフトが必要となる。

PCM-D100には、Sound Forge Audio Studio 10 LEという編集ソフトが付属している。
使ったことはないので、このソフトについては触れないが、
つい最近、イギリスからHit’n’Mix Infinityというソフトウェアが出てきた。

どんなソフトなのかは、リンク先をクリックしてほしいし、
“Hit’n’Mix Infinity”で検索してほしい。

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