理科サークルフェスタ2019(その3)
課題曲のうち私が聴いたことがあるのは、
マイケル・ジャクソンの“Say Say Say”だけ。
あとの二曲は、初めて聴く。
課題曲を鳴らしたあとに自由曲を鳴らす。
自由曲を先に鳴らした大学もあったけれど、あとはすべて課題曲からだった。
この順番はどちらでもいいが、課題曲を鳴らすにあたっては、
もう少し音量を揃えてくれた方がいい、と感じた。
音量も含めてのプレゼンテーションと受け止めれば、
音量設定も各大学によって違っても受け入れるしかないのだが、
ここに関しては、配慮があってもいいのではなかろうか。
課題曲もそうだったが、自由曲も初めて聴く曲ばかりだった。
同時に、課題曲も自由曲も、大きな違いはなかった。
課題曲も、彼らが好んで聴く曲を中心に選んでいるような印象を受けた。
自由曲の時間があるのだから、
課題曲は、クラシック、ジャズが含まれていてもいいように思う。
こんなことを書くと、お前が歳をとり過ぎている、といわれるのはわかっていても、
どの曲も似たり寄ったりなのだ。
どの大学の人たちもハタチ前後であろう。
そのころ、どんな音楽を聴いていたか、を思い出してもいた。
好きな音楽をもちろん聴いていたけれど、
それだけでなく、背伸びして聴いていた音楽もあったし、
その時間も長かった。
今回の試聴会には、そういう空気がなかったように感じた。
好きな音楽を聴きたい──、
それだけしかなかったようにも感じていた。