理科サークルフェスタ2019(その4)
同好会の域を出ていない──、
理科サークルフェスタでのオーディオサークルの試聴会は、そうだった。
部外者が聴きに来ないのであったとしても、
厳しさが、少しは必要と感じないのだろうか。
スピーカーを自作するのは楽しい。
しかも予算の制約を受けながらの自作だけに、
楽しいだけではなく、苦労もあるのはわかる。
でも、そうやって自作したスピーカーを、
どうしてこんな鳴らし方をするのだろうか、と思ってしまう。
CDプレーヤー、アンプにも贅沢はできないのはしかたない。
そういうことを求めているわけではない。
スピーカーにしても、アンプ、CDプレーヤーのセッティングが、
残念ながら、お粗末すぎる。
教室での音出しだから、ここでも制約がいくつもあるのはわかる。
そんななかでも、工夫はいくつもできるものだ。
予算が足りなければ、体を動かそうよ、といいたくなる。
みんなで知恵を出し合おう、ともいいたくなる。
音出しで、ちょっとしたトラブルがあると、協力しあっていたのだから、
音出し以前の段階で、もっともっと協力しあえばいいことなのに……、と思う。
それぞれの大学のオーディオサークルがこうして集まって試聴会をやるのは、
とてもいいことである。
ずっと続けてほしいことである。
でも、それだけでは……、と部外者で世代も大きく違う私は思ってしまう。