Date: 11月 24th, 2019
Cate: デザイン
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オーディオ・システムのデザインの中心(その24)

オーディオを特集としたSWITCH 12月号が、いま書店に並んでいる。

「アキュフェーズのデザイン そのプロダクトデザインは誰のため? オーディオにおけるスタンダートなデザインとは」という記事が載っている。

このタイトルを、そのままアキュフェーズのデザイン陣に投げ返したい。
《そのプロダクトデザインは誰のため?》、
誰のためと考えているのか、思っているのか。

《オーディオにおけるスタンダードなデザインとは》、
デザインとはプロポーションは関係なくなってくるのか。

アキュフェーズだけでなく、この記事にもいいたいことはまだまだある。
SWITCH 12月号を買わなかったのは、「アキュフェーズのデザイン」が提灯記事と思えたからだ。

E800の写真を見た時から、
二十年ほど前のBOSEのPLSシリーズのプロポーションに近い、と感じていた。

PLSシリーズはCDプレーヤー搭載のアンプで、ツマミ配置もアキュフェーズのアンプに近い。
ただしPLSシリーズは、BOSEの家庭用アンプらしい小型であったからこそ、
あのプロポーションがいい感じでまとまっている。

その点がE800はまるで違う。
E800は大型のプリメインアンプであるからこそ、
ずんぐりむっくりの、その筐体に愛矯は存在しない。
ただただずんぐりむっくりでしかない。

これで音が悪かったら、木偶の坊でしかない。

もう二十年以上、アキュフェーズのデザインを素晴らしいとは感じていなかった。
それでもアキュフェーズのデザインは、節度といえるようなところが、まだあった。
なので、特にアキュフェーズのデザインについては触れてこなかった。

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