MQAのこと、MQA-CDのこと(その1)
二日前の28日に、ワーナーミュージック・ジャパンからも、
7月24日にMQA-CDの第一弾が発売になる、と発表された。
ワーナーミュージックは、e-onkyoのサイトでMQAでの配信を行っている。
けっこうな数のタイトルがMQAで聴けるようになっている。
なので、MQA-CDをそのうち出すであろうとは、多くの人が予想していたと思う。
私もそう思っていたし、今年中にMQA-CDを出す、というウワサもきいていた。
どのタイトルが発売になるのかは、ワーナーミュージック・ジャパンのサイトで確かめてほしい。
私が個人的に喜んでいるのは、ジャクリーヌ・デュ=プレがあることだ。
それにシャルル・ミュンシュのベルリオーズの「幻想」だけでなく、
ブラームスの交響曲第一番がある。
クラシックに関してはEMIの音源を所有しているワーナーミュージックだけに、
期待は大きい。
当然、マリア・カラスもMQA-CDで出てくるはずだし、
個人的にはアニー・フィッシャーもMQA-CDで出してほしい。
今回のタイトル数はさほど多くはない。
それでも、第二弾、第三弾と続いてほしいし、
続くことで、他のメジャーレーベルからもMQA-CDが登場することにつながってほしい。
意外とご存知ない方がいるようなので書いておくが、
MQAはボブ・スチュアートが開発している。
MQA-CDは日本が開発した技術である。
それにしても、今回のワーナーミュージック・ジャパンのMQA-CD発売のニュースに対して、
オーディオ業界の闇のようなものを感じた──、
SNSで、そんな発言をみかけた。
こんなことを投稿する人は、MQA否定派のようである。
それはそれでいい。
なぜか、こういう人は、自分がいいと思っていない技術を、
多くの会社が採用するのには、何かよからぬ理由があるはずだ、と考えるらしい。
そこに、オーディオ業界の闇を感じるのか(陰謀論とかが好きな人なのかも)。