Hi-Resについて(こんなこともあった、という話・その1)
別項「長島達夫氏のこと(その10・余談)」で書いているKさんのこと。
Kさんの話を聞いて、
しばらく(といっても数ヵ月ではなく、もっと開いていた)したころから、
インターネットでも、CDを、CDプレーヤーで聴くよりも、
パソコンにリッピングしてハードディスクから再生した方が音がいい、
ということが目につくようになってきた。
そのころMacだと、iTunesで聴くよりもQuickTime Playerで聴いた方が音がいい、
そんなことがいわれていた頃だ。
QuickTime Playerだと、1トラックずつしか聴けない。
続けて曲を聴きたい時は面倒なわけだが、それでもQuickTime Playerがいい、と主張する人がいた。
これより私の目に留まったのは、
iTunesは音が悪い、iTunesより○○というアプリケーションで聴いた方が、
ずっと音がいい、というのがあった。
しかも、そこにはiTunesは、AIFFでCDを圧縮せずにそのままリッピングした場合でも、
ビットパーフェクトではない、
○○というアプリケーションはビットパーフェクトだ──、
だから○○の方が音がいい、みたいなことも見かけた。
これには続きがある。
誰かが、どこかがなのかは忘れてしまったが、
このウワサをきちんと検証したサイト(海外のサイトだったはず)があった。
ビットパーフェクトだったのは、○○ではなくiTunesだった。
○○を開発していた会社も、○○がビットパーフェクトではなかったことを認めた。
その後のヴァージョンからは、○○もビットパーフェクトになっている。
何をかいわんや、とはこういう時に使うのだろう。