メリディアン 218を聴いた(その2)
メリディアンの218の詳細は、輸入元ハイレス・ミュージックのページを参照していただきたい。
そこには、“Zone controller – Digital Pre Amplifier”とある。
D/A converterではない。
218が、いわゆるD/Aコンバーターとして開発されたわけではないことは、
リアパネルをみればはっきりする。
アナログ入力があるし、デジタル出力も備えている。
LANケーブルによるデジタル入力はある、
Meridian SpeakerLink(入出力)もあるが、
現在のD/Aコンバーターに標準装備といえるUSB入力はない。
フロントパネルはインジケーターが六つあるだけで、
電源を含めて、スイッチは一つもない。
コンシューマー用機器として開発されたわけではない。
218の底板には、ネジ穴が四つある。
これはラックマウントするためのもので、脚と呼べるものはない。
付属品として薄いゴム脚がついている。
電源コードは着脱式だが、一般的なコネクターではなく、
俗称メガネプラグ、それも一般的な2Pではなく3P型である。
これはミッキーマウスと呼ばれている。
このタイプのプラグを採用したのは、リアパネルのスペースが限られているためであろう。
218のリアパネルは入出力端子などが隙間なく配置されている。
オーディオマニアの感覚では、アナログ入力端子をつけるくらいなら、
USB端子をつけてくれ、と思ってしまうが、
218は、2018年に登場していながらそうでないことは、
くり返しになるが、コンシューマー用のD/Aコンバーターとして開発されたモデルではないからだ。
とはいえ、今回のaudio wednesdayでは、Zone Controllerとしての218ではなく、
D/Aコンバーターとしての218として聴いている。
それでも19時から聴き始めて、23時までの四時間は楽しかった。
Zone Controllerとしての218については、
別の機会にじっくり聴いてみたい。