聴感上のS/N比と聴感上のfレンジ(アンプの脚・その1)
喫茶茶会記のCDプレーヤーとアンプは、現在マッキントッシュである。
MCD350とMA7900である。
MCD350になって約一年。
audio wednesdayでセッティングを変えて鳴らしても、
どうしても気になるところが残る。
同じ傾向はMA7900にも感じていた。
その原因のひとつは、最初からわかっていた。
MA7900もMCD350も同じ脚が使われている。
プラスチックの成型品で、内部が空洞になっているタイプである。
リブは四本入っているので、強度的には問題ないだろうが、
脚内部の空洞にしても、材質にしても、使ってほしくないと感じる。
こういう脚がついていると、どうして一般的なゴム脚にしないのか、とも思う。
MA7900、MCD350の脚を指で弾くと、耳につく、イヤな音がする。
この音が、アンプ、CDプレーヤーの音に影響しないのであれば、気にすることはないが、
残念なことに、というか、当然のことながら、はっきりと音に影響する。
情報量が多ければ、それだけ影響は大きいし、
重量があって、しかも重量バランスが悪ければ、また影響ははっきりと出てくる。
置き台と脚のあいだにフェルトを挿むというやり方がある。
もちろん何度も試している。
音は変化する。
でも、その変化量が、こちらの予想とはずいぶん違うのは、
脚の根本的な悪さに起因する、といってもいい。
数万円のアンプだったら、こんな脚でも、文句はいわないが、
マッキントッシュのCDプレーヤー、プリメインアンプ、
どちらも百万円をこえているわけではないが、決して安価とはいえない価格帯の製品だ。
それなのに、こんな安っぽい脚なのか。
昨晩のaudio wednesdayのテーマは、歌謡曲を聴くだった。
それに来月のULTRA DACに備えて、このところをなんとかしておきたかった。
とりあえず一旦脚を外し、内部の空洞に綿をつめて取り付けなおした。
MA7900、MCD350の両方、八本の脚に同じ細工をした。