Date: 3月 8th, 2018
Cate: 使いこなし
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喫茶茶会記のスピーカーのこと(その11)

直列型ネットワークの実験は行わなかったものの、
JBLの075の接続方法は、今回最初から変えている。

19時前に来られた方は、私が床に坐り込んで、
スピーカーケーブルの先端を剥いたり、
コンデンサー、抵抗をハンダ付けしているところを見られている。

喫茶茶会記のスピーカーのトゥイーターは、グッドマンのDLM2で、
このユニットはローカットフィルターを内蔵していることもあって、
アルテックのドライバーと並列に接続している。

つまりドライバーはクロスオーバー周波数800Hzのネットワークに接続されているわけだから、
グッドマンのDLM2とアンプとのあいだには、このネットワークも介在している。

075も、先月まではあえてDLM2と同じ条件で鳴らしていた。
それ今回は直接アンプからの信号を受けるようにした。

ローカット用のコンデンサーは、これまで使っていたものを流用し、
あらたにスピーカーケーブルを購入。
ケーブルは、現在喫茶茶会記で使っているカナレの4S6(1mあたり80円)である。

コンデンサーはASCのフィルム型、
アッテネーターはDALEの無誘導巻線抵抗を使い、
ユニットからのアース線と、アッテネーターからのアース線は分離。
つまり075への配線だけで、アース線は二本(片チャンネル)になる。

これらの変更による075の鳴り方の変化は小さくない。

ドライバーから分離させたことで、
800Hzのネットワークを構成する素子を経由しない。

このネットワークは12dB/oct.だから、コンデンサーとコイル、
ふたつの素子をパスできる。

特にドライバーのダイアフラム交換後の音を聴いていて、
075は、意外にも艶っぽい音を出してくれることを発見した。

古い設計のトゥイーターであっても、075はなかなかに面白い。

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