JBL 4345(4347という妄想・その4)
私が妄想している4347は、4345の改良版というよりも、
4350のシングルウーファー版といったほうが、より近い。
4350のウーファーを、15インチ口径の2231のダブルから、
18インチ口径の2245に変更する。
上の帯域を受け持つ三つのユニットは4350と同じままである。
当然エンクロージュアは4350の横置きから縦置きへとなる。
各ユニットのクロスオーバー周波数は4350に準ずることになるだろう。
個人的には2245はフェライト磁石仕様しかないけれど、
ミッドバスの2202はフェライトではなく、やはりアルニコがいい。
それからミッドハイの2440は、
エッジがタンジェンシャルからダイアモンド型になった2441がいい。
スーパートゥイーターの2405も、アルニコがいい。
というより、2405はフェライト仕様になってバラツキはほぼなくなっている。
これは大きな改良だと認めても、音に関しては2405こそアルニコである。
この2405も新型ダイアフラムにしたい。
ここまではすんなり思いつく。
悩むのは、ホーンである。
2441と組み合わせるホーンである。
4343、4350同様スラントプレートの音響レンズ付きを、
誰だって最初に思い浮べるだろう。
4343はミッドバスのフレーム幅と、音響レンズの横幅とは一致している。
だからこそミッドバスとミッドハイがインライン配置であるのが、ピシッと決っている。
4350は、ミッドバスが12インチ口径となっているが、
この二つのユニットはインライン配置ではない。
だからミッドバスのフレーム幅と音響レンズの横幅の寸法が一致してなくとも気にならない。
けれど、ここで妄想している4347は、
ウーファー、ミッドバス、ミッドハイ、
少なくともこの三つのユニットはインライン配置にしたい。
そうなると音響レンズの横幅をどうするかが、小さいけれどけっこう気になってくる。