Date: 1月 2nd, 2017
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オーディオと青の関係(その17)

そういう視点でとらえれば、
スレッショルドのパワーアンプSTASISシリーズのプリント基板の色も青である。

STASIS回路は、それまでのパワーアンプの設計手法とは違う。
NFBに極度に頼ることなく、静特性ではなく動特性を重視した、といえるだけに、
プリント基板に青を採用したようにも、私は捉えている。

そのころのアンプのプリント基板で青色のものがあっただろうか。
ステレオサウンド 58号の表紙にSTASIS 1が登場している。
天板を取った状態で、メイン基板が写っている。

青色なんだ、と思った。

ソニーのウォークマンは、
それまでのテープデッキは録音機能があるのが当然だという考えに対してのアンチテーゼ、
ここでもこじつけることができる。

そして青といえば、EIZOのFORIS.TVがある。
加賀群青のテレビである。
川崎先生のデザインである。

FORIS.TVは、あのころの液晶テレビに対してのアンチテーゼだ、と、
加賀群青という色だけでも、そう捉えることができる。

青について書く気になったのは、AMPZiLLA 2000の存在がまずあり、
AMPZiLLA 2000のデザインについて、あまりにも無理解な文章を目にしたからである。

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