パイオニアの型番(ユニット)
パイオニアのスピーカーユニットで、最も知られているのはPT-R7だろう。
PT-R7の型番は、Pioneer Tweeter-Ribbonの頭文字であることは、すぐにわかる。
末尾の7は、リボンの長さ(7cm)を示している。
なのでPT-R5のリボンの長さは5cm。
パイオニアのトゥイーターはすべてPTで始まる。
ウーファーはPioneer Wooferの頭文字PWで始まる。
スコーカーはPioneer Midrangeの頭文字PM、
コンプレッションドライバーはPioneer DriverでPD、ホーンはPioneer HornでPH。
ここまではわかるのだが、フルレンジユニットとなると、さっぱりだった。
パイオニアのフルレンジにはPEシリーズ、PIMシリーズ、PAXシリーズがあった。
最初のPはPioneerだということはすぐにわかる。
けれど次に続く文字の意味がわからない。
PEの「E」はおそらく拡張の”expand”ではないかと思う。
周波数特性をみてもPIMシリーズよりもレンジは広い。
では残りはどういう意味なのか。
PAXは同軸2ウェイにつけられている型番。
同軸の”coaxial”からaxをとったのだろうか。
少し強引すぎる気もする。
もしかするとPioneer Axiom(公理)で、PAXなのかもしれない。
最後までわからなかったのがPIMである。
Pioneer Mechanical 2wayの略ということ。
PioneerからPIとMechanicalのMで、PIMである。
電波科学1974年4月号に載っていると、PIM16KTを譲ってくださった方からの情報である。