オーディオの楽しみ方(初歩のラジオが果してきたこと・その1)
BCLが、その昔流行っていた。
BCL(Broadcasting Listening / Listeners)と聞いて、
私もやっていた、という人と、BCLってなんですか、という人、
いまでは後者のほうが多いのだろうか。
ベリカードが私も欲しくてラジオを買った。
小遣いを貯めて、東芝のラジオを買った。
初歩のラジオを読み出したのも、BCLブームがあったからである。
初歩のラジオは無線と実験と同じ誠文堂新光社が出していた。
さきほどWikipediaで調べたら、
1992年に休刊されているのを知ったぐらいだから、
ずいぶんと手にしていなかった。
初歩のラジオから、無線と実験、ラジオ技術に移っていったのは、
オーディオにのめり込んでいったからだ。
でも初歩のラジオと誌名にも関わらず、
記事のすべてが初歩のレベルではなかった。
電子工作といえるレベルから、シンセサイザーの自作記事まで、
驚くほど広かった。
私が買っていたころは、紙基板が付いていた。
配線が印刷された二枚の厚紙をエポキシ接着剤でくっつけて、
部品のリード線を通す穴にハトメをつけて、基板ができる。
これに買ってきた部品を取りつけての電子工作であり、
私がハンダゴテをにぎった最初のモノでもある。
ちなみに暗いところにもっていくとLEDが光る電子工作だった。