Date: 9月 17th, 2016
Cate: 五味康祐
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五味康祐氏とワグナー(名盤・その2)

数ヵ月前、程度のいいと思えるマランツのModel 7の値段が150万円を軽く超えていて、
ここまで来たのか、と思っていたら、その上があった。
350万円の値が付いているModel 7があった。

私の感覚では高すぎる、ということになるが、
買う人がいるから、売る側もこれだけの値段をつけているのだろう。

マランツのModel 7は名器といわれている。
でも、この場合の名器も名盤と、結局は同じである。

名器とされるモノでしかない。
名盤と同じで、名器も「聴き込んでみずからつくるもの」である。

聴き込まなければ、つまり自分の心に近いモノとしなければ、
どんなに程度がよくて350万円の値が付いているModel 7であっても、
それは名器でもなんでもない、ということだ。

なぜ売り手側にとって都合のいい(よすぎる)ことに振りまわされるのか。
市場で高い値が付けられるのが名盤、名器ではない。

そのことがまったくわかっていない人がいる。
そういう人たちが、オリジナル盤、オリジナル盤とさわぎ、
オーディオ機器に関しても、オリジナル、オリジナルとさわぐ。

いつまで続くのか、こんなことが。

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