Date: 9月 1st, 2016
Cate: 組合せ
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スピーカーシステムという組合せ(813と4311・その2)

目には直接的には見えない物理現象が、音にも影響を与えている。
重力もそのひとつである。

もし地球の重力が半分くらいになったら、
重力がなくなったとしたら、その他の諸条件はまったく同じでも、
音は大きく変化する、と予測できる。

UREIの813、JBLの4311。
これらウーファーが上にくるタイプのスピーカーを、
通常と同じウーファーを下側にくるようにセッティングすると、
バランスがくずれてしまうのも、重力が大きく関係している、といえる。

ステレオサウンドで働くようになって、
井上先生の試聴で鍛えられたのは、この目には直接見えない物理現象が、
音に影響を与えていることを常に意識するようになったことが、ひとつ挙げられる。

ダブルウーファーのスピーカーには、
二つのウーファーを水平位置にしたものと垂直配置にしたものとがある。

ウーファー専用エンクロージュアを用意して、
縦置きと横置きにした場合の音の違いは、部屋の影響の度合が変化することももちろんあるが、
それだけでなく縦置き(垂直配置)と横置き(水平配置)とでは、
ここのウーファーユニットへの加重が違ってくる。
バッフルへの加重も縦置きと横置きとでは違ってくる。

無限大の強度を持つ材質が世の中にあって、
それでバッフルをつくり、ウーファーのフレームをつくるのであれば、
垂直配置、水平配置における重力の影響による違いはかなり小さくなっていくと思われるが、
現実にある材質は、無限大の強度とはほど遠い強度しかない。
ゆえに垂直配置、水平配置における重力の影響は、無視できないレベルで音の変化としてあらわれる。

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