JBLの型番(4343・なかばこじつけ)
JBLのスタジオモニターで、中高域にホーン型ユニットを搭載したモデル(4300シリーズ)は、
型番に法則があった(いまは完全に崩れてしまっている)と思っている。
4320の2はユニットの数だと思う。
4320は2ウェイで、ユニットの数は2つ。
4350は4ウェイで、ダブルウーファーだからユニットの数は5つだから、下二桁目が5になる。
4340、4341、4343なども4ウェイだが、シングルウーファーでユニット数は4だから、
40、41、43となっている。
4331、4333は2ウェイと3ウェイだが、
同時期に発売され2405を後付けすることで43331は4333にすることができるため、
下二桁目は3となっている。
型番的に捉えれば、4331にトゥイーターをつけ加えたのが4333ではなく、
4333からトゥイーターを取り除いたのが4331ということになる。
4320にも2405を後付けできるようにバッフルに加工がなされている。
けれど4320はもともと2ウェイのスピーカーシステムであり、
同じ2ウェイであっても4331と、この点がはっきりと違う。
井上先生がステレオサウンド 62号に書かれているが、
4320に2405を追加してうまくいったのは、
例外なく小容量のコンデンサーを直列に挿入した場合だった、と。
こういう法則があったから、4365が登場したときは少々ビックリした。
どういう構成のスピーカーシステムなのか、と想像した。
型番からいえば6ユニットということになる。
ダブルウーファーなのだろう。
4ウェイだとしても、あとのどの帯域をダブルにしたのか。
そんなことを想像しながら、詳細を見たら3ウェイでがっかりしたことを思いだす。
ところで今年は2016年。
4343は1976年に登場している。
今年は4343登場40年目にあたる。
ということは下二桁目の「4」は、ユニット数だけでなく40周年の「4」という意味も、
今年にかぎり持つことになる。
そして4+3=7である。
今年はJBL創立70周年にあたる。
このへんからは、なかばこじつけである。
さらに4+3+4+3=14で、14を1と4に分けて1+4=5となる。
4343が登場した1976も、1+9+7+6=23となり、23は2+3=5。
どちらも5になる。