Date: 2月 13th, 2016
Cate: audio wednesday
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第62回audio sharing例会のお知らせ(マッスルオーディオで聴くモノーラルCD)

3月のaudio sharing例会は、2日(水曜日)です。

1988年も終りに近いころだった。
JR荻窪駅で電車を待っていたら、ホームで携帯電話をかけている人を見かけた。
携帯電話といっても、当時のそれは肩からかけるモノで、バッテリーも大きく、
固定電話のような受話器がついているモノだった。

その少し後だったか「帰るコール」という言葉が一時期流行った。
私がみかけた人も、まさしく「帰るコール」をしていた。

携帯電話(というよりも持ち運び可能な電話)が出ていたことは知っていたけれど、
本体価格、通話料金ともに高く、使っている人はどのくらいいたのだろうか。

後にも先にも、私が見かけたのが、この人だけだった。

それから約20年。2007年にiPhoneが登場し、スマートフォンという言葉も流行っていく。
確かに、あの頃の携帯電話からの進歩は、スマートフォンといえるほどである。
小さく軽く、バッテリーも持つようになり、
ただ電話をかけるだけのモノから、さまざまな機能を盛り込んだモノになっている。

スマートという言葉を使いたくなるのもわかるし、
スマートという言葉にふさわしいモノでもある。

いま、あのころの、大きくて重くて単機能の携帯電話が使えたとして、誰が使いたいと思うだろうか。
けれど、オーディオはそこが違う。

オーディオの世界も、スマートオーディオといえるようなモノが出てきている。
スピーカーにしても、大きくて重い、そして高能率のモノよりも……、という傾向はある。

スピーカーユニットにしてもそうだ。
3月のaudio sharing例会で予定しているのは、
JBLの2441を二本、2397ホーンに取りつけて、モノーラルCDを聴く、というものだ。
2441には600Hz以上を受け持たせる。

これがコーン型ユニット、ドーム型ユニットであれば、
ユニットの重量はせいぜい数kgである。
軽く片手で持てる重さでしかない。

たとえばATCのスコーカーがある。
ATCのスコーカーは400Hzあたりから使えるし、能率はホーン型よりは低いものの、
最大出力音圧レベル、リニアリティに関しては、
スタジオモニターとして高い評価を得るだけの能力をもっている。

そういうユニットがずいぶん前から登場しているにも関わらず、
金属のかたまりのようなコンプレッションドライバーをひとつのホーンにダブルで取りつける。
ひどく時代に逆行しているようなことをやるわけだ。

それはお世辞にもスマートオーディオとは呼べない。
その対極にあるだけに、マッスルオーディオと、だから呼びたい。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。

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