Date: 10月 18th, 2015
Cate: 世代
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世代とオーディオ(ガウスのこと・その2)

ガウスのスピーカーユニットは、バート・ロカンシーが開発に携わっていたおかげでだろう、
JBLのユニットと寸法的な互換性があった。

コンプレッションドライバーのHF4000は、JBLのホーン、スロートアダプターが使えた。
アルテックのコンプレッションドライバーはホーンとは三本のネジで取りつける、
JBLは四本であり、ガウスの四本である。

だからJBLの既存のスピーカーシステムのユニットの換装が、
なんらかの加工やアダプターを必要とせず行える。

ガウスにはコンプレッションドライバーはHF4000だけだった。
HF4000はJBLの2440に相当するモノで、2420に相当するモノはガウスにはなかった。

ようするにガウスのユニットにすべて換装したければ、
対象となるJBLのシステムとなると限られてくる。
4343は、この点でもすべてガウスに換装するのは無理だった。

4350はホーンと音響レンズはそのままで、あとのユニットは換装できる。
4350のウーファー、2231Aに相当するガウスのウーファーは5831Fである。
Fのつかない5831もあったが、こちらはf0が32Hz、5831Fは18Hz。
ガウスのウーファーの中で5831Fがいちばんf0が低い。
2231Aは16Hzである。

ミッドバスの2202に相当するの2842。
ガウスに30cm口径は他に2840と2831があったが、
2840はコルゲーション入りのコーン紙だし、2831はコーン紙が白い。

確かガウスのコーン型ユニットの型番の末尾二桁が31なのがHiFi用であり、
42がホーンローディング用ユニット、40が楽器用、PA用だったはずだ。

こんなことをステレオサウンドが当時刊行していたHi-Fi STEREO GUIDEをみながら、考えていた。

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