Date: 5月 8th, 2015
Cate: 正しいもの
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「正しい音とはなにか?」(正確な音との違い・その3)

小林秀雄講演【第六巻】 音楽について」についてくる小冊子の最後に但し書きがある。
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この小冊子に活字で所載した小林秀雄氏の談話要旨は、あくまでも誌の談話内容を聴き取るうえでの参考資料です。生前、氏は、自らの講演・対談・講義・スピーチ、それらの活字化を求められた際には必ず速記に全面加筆を施し、自らの加筆を経ない速記の公表は厳しく禁じていました。今回ここに所載した要旨は、編集部の手による文字化に留まるもので氏の加筆を経ておりません。したがって、この要旨を論文、エッセイ等に引用することはご遠慮下さるようお願いいたします。
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こう書いてあっては、引用もしづらい。
それに「小林秀雄講演【第六巻】 音楽について」は、いまも入手できるものだから、
読みたい方は買えば読めるのだから、ここでは簡単にどの箇所なのかについて簡単にふれるだけにする。

ステレオサウンドの「音楽談義」では「温泉場のショパン」とつけられている箇所、
「小林秀雄講演【第六巻】 音楽について」では二枚目のCDの11トラックである。
ステレオサウンド 2号、「直観を磨くもの」では、
ラジオからショパンのマズルカが流れてきたときのことを語られている箇所である。

ここのところに、関心をもった人は小林秀雄氏の語られているものをきいてほしい、と思う。
私はここをきいていて、「目に遠く、心に近い」を思い出していた。

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