Date: 3月 19th, 2014
Cate: レスポンス/パフォーマンス
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一年に一度のスピーカーシステム(その3)

(その1)を一年前に書いた。
(その1)を書いたとき考えていたのは、ダイヤトーンのDS1000のことを書こう。
つまりは私にとってDS1000がどういう位置づけのスピーカーシステムであったのかについて書いていこう──、
その程度のことを思いついて、忘れないうちにとにかく(その1)を書いておこう、ということだった。

そんな思いつきからの(その1)だったから、
(その2)以降をどう書いていこうか、と少し思案していた。

私の中に、DS1000を一年に一度でいいから鳴らしたい、という気持はある。
これはDS1000がよく鳴っている音を聴きたい、というわけではない。
あくまでも自分の手でDS1000をセッティングして、細かなチューニングをして、
納得のいく音が出るまで鳴らしてみたい、ということである。

いわば腕試しでもあり、自分の鳴らす技術の確認という意味合いも、ここにはある。

では、なぜそんなことを考えるのか。
それはDS1000というスピーカーシステムの性格にあるように感じている。

DS1000をステレオサウンドの筆者で高く評価されていたのは、井上先生だけ、といっていい。
ステレオサウンド以外のオーディオ雑誌では、はっきりとは憶えていないけれど、悪い評価ではなかったはず。
高性能なスピーカーシステムとして、高い評価を得ていたのではなかろうか。

だが、あの当時DS1000を高く評価していた人のどれだけが、
本当のDS1000の音を聴いていたのか、
表現を変えれば、どれだけの人がきちんとDS1000を鳴らしていたのか、
甚だ疑問である。

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