JBLのユニットのこと(続々ホーンについて)
JBLの音響レンズ付ホーンの、使用可能距離に制限がついていたことは、
実はステレオサウンド 25号の瀬川先生の「良い音とは、よいスピーカーとは?」にも書かれている。
ここで、537-500はどうだったろのだろうか、とも書かれている。
537-500はのちのHL88のことであり、あの蜂の巣ホーンのことである。
同じ蜂の巣(パーフォレイテッドプレート型)でも、1217-1290が1インチスロート用に対して、
537-500は2インチスロートであり、大きさも重量もずいぶん違う。
このふたつのホーンを並べて置いてみると、
ひとつひとつを見ているよりも違いの大きさに驚くかもしれない。
537-500も使用条件として、30フィートまでという制約があったのか。
これははっきりといえるが、なかったはずだ。
ウェストレックスのコンプレッションドライバーにT530Aがある。
T550Aとホーンがある。
これらのドライバーとホーンを製造していたのは、JBLであり、
T530Aは375、T550Aは537-500に相当する。