audio wednesday (next decade) –第九夜(BOSE 901 Series V)
10月2日のaudio wednesdayのテーマは、現代音楽。
すでに書いているように選曲は、会の常連のHさんに任せきっている。
私は現代音楽をテーマに決めたときから、
BOSEの901を鳴らしてみたい、
901で聴いてみたいし、901でどんな感じになってくれるのか、
そして会に来られる方は、901をどんなふうに受けとめられるのか、
そんなことを考えていた。
901のアテはあった。
今日、その方のところに行って、スピーカーユニットのエッジの状態を確認してきた。
今回鳴らす901は、Series V。
製造されてから二十年は経っていよう。
ウレタンエッジだから、ボロボロになっていてもおかしくない年月だが、
901が置かれている部屋は、スタインウェイのピアノ、クレデンザがあり、
湿度が管理されていることが、エッジのコンディションを保っていたようだ。
オーディオマニアの中には、901なんて……と腐す人もいる。
そういう人は、きちんと鳴らされた901の音を聴いていないのだろう。
私は、ステレオサウンドにいた頃、井上先生が鳴らす901の音を何度か聴いている。
記事にはならなかったけど、マッキントッシュのMC275でも鳴らしている。
あの時の音をもう一度聴きたい。
そうおもってきたから、今回は901である。
もちろんMC275でも鳴らす。