つくもがみ
つくもがみ(付喪神、九十九神)。
長い年月(百年ほど)を経たモノに、神もしくは精霊が宿る、という。
プリミティヴなモノであれば、百年の歳月を経ることもできようが、
オーディオ機器ともなると、アンプもCDプレーヤーなどのデジタル機器はまず無理である。
プリミティヴといえばスピーカーだが、
百年もつかといえば、これもあやしい。
スピーカーよりもプリミティヴなモノとして、
アクースティック蓄音器がある。
ビクターのクレデンザは1925年に登場している。
HMVの#202、#203も、あと十年ほどで百年を迎える。
神が宿るのか。
と思いつつも、付喪神という漢字表記は、
付喪・神と多くの人は見るだろうが、私には付・喪神と映る。
ここにも「喪神」がある。