Date: 10月 6th, 2009
Cate: 使いこなし
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使いこなしのこと(その15)

トーレンスのTD226で、もうひとつ気になっていたのは、トーンアームを2本装着できるサイズが、
私にとっては大きすぎたこと。
ロングアームが使える1本アーム仕様のものが出てくれたら、と思っていたら、
わりとすぐにTD127が発表になった。

そんなに高価なものは購入できないし、TD127を目標に貯金に励もう、と考えていたら、
「TD226に1本だけアームをつけて、反対側のアームベースには、
重量バランスをとるためにちょっとしたウェイトを乗せたほうが、
TD127よりも安定感のある音がして、いいんだよ」とさらりと言われた。
井上先生の、この一言で、ターンテーブル選びは振出しにもどった。

TD226のフローティングベースは、当然1本アームのTD127よりも大きく、
重量もその分増しているため、

それとフローティングベースの重量バランスが、
1本アーム仕様のものよりも優れていることも関係しての音の差であろう。

TD226を1本アームで使うのは、使わないトーンアームの共振による影響をなくすためである。

それからもう一言あった。
「TD226もTD127も、螢光灯は、ノイズの発生源だから消しとくんだぞ」
TD226もTD127もレコード盤面を照らすための螢光灯が、ターンテーブルの奥にある。
この螢光灯を灯けると、聴感上のSN比は、たしかに悪くなる。

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