ワイドレンジ考(その87)
(その85)、(その86)で、タンノイのKingdomとJBLの4350について触れている。
いまタンノイにもJBLにも、この両機種と同格のスピーカーシステムがない。
それぞれにフラッグシップモデルは存在している。
それらのスピーカーが、Kingdomや4350と比較して、音に失ったついてあれこれ書きたいのではなく、
これらのスピーカーを見た瞬間、
やってくれたなタンノイ、やってくれたなJBL、
そんな感情が湧いてくるのかこないのか、そのことだけである。
製品の規模は同じか、より上であっても、
全体の印象としておとなしくなっているというか、
少なくとも「やってくれたな」とワクワクする面は薄れてきている。
これも世代からくるものかもしれない。
4350、Kingdomを知らない若い世代は、
私があまりワクワクしないスピーカーにワクワクしていてもおかしくない。
私にとって「やってくれたな」は、どこか血湧き肉躍る──、
そこへとつながっているわけで、
そんなことを求めない人には、私とは違ったワクワクや「やってくれたな」があるだけのこと。