Date: 4月 13th, 2024
Cate: 録音
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80年の隔たり(その9)

ここで取り上げている1929年録音のティボーとコルトーによるフランクのヴァイオリン・ソナタ、
この録音(演奏)を聴いたのは、ハタチのころだったから、1983年ごろである。

なので、その時点で、五十四年経っていることになる。
1929年には、まだテープレコーダーはなかった。
ディスク録音であるし、モノーラル録音でもあるし、器材はすべて真空管による。

初めてきいたとき、やはり古い録音と感じた。
それから四十年ちょっとが経ち、思うのは五十年前の録音の違いである。

いまから五十年前となると、1974年ごろである。
このころの録音は優れたものがあった。

先日のaudio wednesdayでもかけたコリン・デイヴィスの「春の祭典」も、
いまから五十年弱前の録音なのだが、
当時、優秀録音といわれただけあって、特に録音が古いな、と感じなかった。

もちろん最新録音とは違う点は多々ある。
それでも、1983年ごろに五十年ほど前の録音を聴くのと、
いまの時代、五十年ほど前の録音を聴くのとでは、かなりの違いがあることを、
そんなあたりまえなことを最近、たびたび感じている。

それだけ齢を重ねてきただけなのだが、それだけではないようにも感じているが、
そのことをはっきりと認識できているわけでもない。

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