Date: 9月 26th, 2023
Cate: High Resolution
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MQAで聴けるコンドラシンの「シェエラザード」(その2)

(その1)は2020年8月だから、もう三年が経つ。

キリル・コンドラシンとコンセルトヘボウ管弦楽団による「シェエラザード」が、
その年の9月の新譜としてMQA-CDが出た。
DSDマスターを352.8kHz、24ビットに変換してのMQA-CDである。

「シェエラザード」は、頻繁に聴く曲ではない。
数年に一度、思い出した時に聴く。

コンドラシンの「シェエラザード」があれば、それでいい、と思っている聴き手でしかない。
それでもコンドラシンの「シェエラザード」は、
瀬川先生が熊本のオーディオ店で鳴らされた一枚だけに、
そのことでの思い入れがある。

先日、TIDALを眺めていたら、コンドラシンの「シェエラザード」もMQAで配信されるようになっていた。
以前はFLACしかなかった。

48kHzのMQAである。
数値では、MQA-CDが上となるわけだが、
私のシステムで聴くかぎりでは、TIDALのMQAのほうが色彩感においては豊かといえる。

どちらがはっきりと、すべての点でいいとはいえないところもあるが、
色彩感ということでは、いまのところTIDALのMQAをとる。

そして、この色彩感が、あの時聴いた音と結びついている。

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