アンチテーゼとしての「音」(iPhone+218・その2)
昨晩(2月5日)のaudio wednesdayは、
iPhoneとメリディアンの218を使っての音出しだった。
iPhoneには、e-onkyoで購入した曲を入れていた。
再生アプリは、オンキヨーのHF Player(有料)を使った。
いつもはCDプレーヤーのマッキントッシュのMCD350を置く位置に、
iPhoneと218と、D/DコンバーターのFX-AUDIOのFX-D03J+を置く。
三つあわせても、MCD350よりもコンパクトである。
オーディオマニアだから、コンパクトであるかどうかよりも、
問題は音である。
音がひどければ、コンパクトにまとまっていようが、
何の意味も持たない──、とまで言い切れる。
でも、CDはCompact Disk(コンパクトディスク)の略である。
フィリップス(マランツ)とソニーのCDプレーヤー一号機は、
他社製がいわゆるコンポサイズだったのに対し、コンパクトに仕上げられていた。
私が初めて聴いたCDの音は、以前何度か書いているように、
フィリップス(マランツ)のCD63である。
あとでわかったことだが量産機のCD63とはピックアップメカニズムが違っていた。
そのおかげだろうが、
そのころステレオサウンドのリファレンスプレーヤーであったExclusive P3が色褪た。
きいた編集部みなが驚いていた。
もちろんすべての面でLP再生を凌駕していた、とはいわないが、
プレーヤー自体のサイズの大きな違いが、いっそうCDのすごさを印象深いものにした。
その後、ソニーは二号機(CDP701ES)からはサイズが大きくなった。
そしてLo-Dと同時期にセパレート型を出してきた。
音のためにプレーヤーのサイズは大きくなっていく。