Date: 8月 21st, 2019
Cate: アナログディスク再生
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ダイレクトドライヴへの疑問(その30)

SMEの3012-R Specialについて書き始めたら、また横路に逸れそうになってしまった。
結局、いいたいことは、
ターンテーブルプラッターの直径とトーンアームの長さのあいだには、
ちょうどいいバランスがあって、
30cm前後のターンテーブルプラッターには、どうやってもロングアームは似合わない。

3012-R Specialに憧れて、東京に出て来て最初に買ったオーディオ機器は、
SMEの3012-R Specialだった私は、
ついにSMEの3012-R Specialに似合うターンテーブルシステムは、
市販品にはない、それにこれからにもまったく期待できない──、
という変らぬ結論になってしまう。

以前書いているけれど、
むしろマイクロの糸ドライヴのような、武骨なモノのほうが意外とうまくいく。

それに、もう大きなアナログプレーヤーは、以前ほどに欲しいとは思わなくなってしまった。
トーレンスの101 Limited(930st)から927Dstまで行ってしまい、
その音に納得しながらも、そのどちらも手離してしまい、いま思うのは、
927Dstは、やっぱり大きすぎた──。

いまはコンパクトにシステム化されたアナログプレーヤーがいい、と思っているし、
欲しい、とも思う。

927Dstが大きく感じられないような広い部屋に住めるようになったとしても、
あまり大きくない方がいい。

SMEのSeries Vもロングアーム版が登場してけっこう経つ。
ロングアーム版が出た時は、やっと出てきた、と思ったし、
Series Vでも、やっぱりロングでしょう、と強く思ってもいたのが、
いまでは通常のSeries Vがいい、と思うほどに変ってきている。

とはいっているものの、実際にそういう部屋に住めるようになって、
コンディションのいい927Dstがタイミングよくあらわれたりしたら、
やっぱり927Dstだな、と口走ったりするだろうけど。

とにかくいまは、大きくないと感じるアナログプレーヤーがいい、と感じている。

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