喫茶茶会記のスピーカーのこと(その13)
これでやっと喫茶茶会記のスピーカーのユニットが決った、といえる。
ウーファーはアルテックの416-8C、
ドライバーは806-8A、ホーンは811B、
このアルテックの2ウェイを基本として、スーパートゥイーター的使い方で、
JBLの075が上にのる。
ウーファーとドライバー間のネットワークはコイズミ無線製のモノで、
コイルは鉄芯入りのクロスオーバー周波数800Hzである。
ユニットがこうやって揃うと、これから先のことを考えるのが、
一層楽しくなっている。
ああしてみよう、こうしてみよう、と、以前以上に考えている。
毎月何かをやっていくとはかぎらないが、
これから先やっていこうと考えているのは、
まず811Bをバッフルに取り付けること。
エンクロージュアの横幅いっぱいのバッフルを用意して、
同時にドライバーの置き方も含めてホーン周りをきちんとしておきたい。
それから075の置き方である。
いまは806-8Aの横に置いている。
前後方向は、ある程度つめているが、左右方向はまだそれほど厳密に決めているわけではない。
それに806-8Aの横だと、どんなにエンクロージュアの端ぎりぎりまで寄せても、
075の音は811Bの端が邪魔している。
となると、なんらかの置き台を作って、806-8Aと075をインライン配置にしたい。
ただ見た目は、芳しくなさそう。
ネットワークも、直列型のバイワイヤリング化を試すとともに、
次のステップとして、ウーファー用にベッセル型のローパスフィルターをもってくることで、
ドライバーとウーファーの前後位置の補正にも試してみたいことのひとつだ。
スピーカーケーブルは、現在はカナレの4S6(スターカッド線)だが、
これにこだわっているわけではない。
喫茶茶会記では約8mのケーブルが、引き回し上必要となる。
ネットワークに変更があったとしても、
ユニットへの配線は、それぞれに用意することになるのは変わりないので、
8m×6で、48m必要となる。
三組のスピーカーケーブルを同じケーブルで揃えるか、
それとも帯域ごとに、メーカーも構造も変えていくのか。
考えていること、すべてを今年中にやれるかどうかはなんともいえないが、
12月までの音の変化は、興味深いものになるはずだ。