世代とオーディオ(昭和は遠くになりにけり……か・その8)
facebookへのコメントに、
ブルーノ・ワルターの「不寛容に寛容であってはならない」とあった。
思い出した。
「たいていのことは寛容であれば解決するが、不寛容に対してだけは寛容であってはならない」
たしかにブルーノ・ワルターはそういっている。
ワルターは1876年にドイツで生れている。
父親はドイツ系ユダヤ人、母親はユダヤ人である。
これ以上は書く必要はないだろう。
ワルターがいうところの不寛容とは、そのことであろう。
でも、それだけではない、と、その時代から70年以上が経ってもそう思う。
コメントに、今日は8月6日だ、とあった。
1945年の8月6日と9日、
この日のことに寛容であってはならない。