Ampzilla(その3)
いまは著作権がとにかく厳しい。
昔は、Ampzillaが登場したころはそうでもなかった。
東宝はゴジラ(Godzilla)の商標には、とにかくうるさい、ときく。
ゴジラをイメージさせるネーミングには、東宝から連絡が行き、使えなくなるそうだ。
なので不思議である。
Ampzillaが登場した当時は見逃してくれたであろう、と思う。
でもいまではAmpzillaというネーミングは、すぐに東宝から連絡が来るはずだ。
なのに、いまもAmpzillaのままである。
著作権といえば、1970年代後半のGASの広告も、
いまでは考えられないような内容だった。
当時はスターウォーズ、未知との遭遇が大ヒットしていた。
当時のステレオサウンドのGASの広告は、
スターウォーズをアンプウォーズにしたものと未知との遭遇そのもの広告があった。
前者はAmpzillaが、他社製のパワーアンプを攻撃しているイラストが使われていた。
他社製のパワーアンプはいくつかあり、どれも実際の製品そのものだった。
比較広告とはいえないものの、
スターウォーズをパロディ化しているとはいえ、
AmpzillaがXウィングで、他社製のアンプが帝国軍のモノを思わせる描き方なのだから、
いま、こんな広告を載せようものなら、いたるところからクレームが来るであろう。
当時の輸入元はバブコだったが、
バブコの広告の担当者が考えたものとは、いまでも思えない。
そのころのアメリカでのGASの広告を見る機会はなかったが、
おそらくアメリカでの広告をそのまま日本にもってきたのだと思っている。