メリディアン DSP3200のこと(その2)
メリディアンのDSP3200のサランネットは、
トゥイーター、ウーファーぞれぞれについていることもあって、円の形をしている。
この状態のDSP3200を、何も知らずに見れば、
小口径ウーファーとドーム型トゥイーターによる2ウェイだと思いがちである。
実際は16cm口径のウーファーと8cm口径のトゥイーターであり、
この口径からも推測できるように、どちらもコーン型ユニットとなっている。
同サイズの他のスピーカーシステムとは、この点が大きく違うところであり、
DSP3200の特徴ともいえる。
トゥイーターというよりも、小口径フルレンジにウーファーを足したかっこうである。
だから岩崎先生の文章を思い出したわけだ。
8cmのフルレンジユニットの振動板はアルミである。
といってもカチカチのアルミ振動板ではない。
メリディアンのウェブサイトをみても、クロスオーバー周波数は発表されていない。
同サイズのコーン型ウーファーとドーム型トゥイーターのスピーカーシステムでは、
数kHzあたりに設定されているが、DSP3200ではおそらくかなり低いクロスオーバー周波数のはずだ。
しかもDSP3200はアクティヴ型であり、
このユニット構成のメリットを最大限に活かしている、と私は捉えている。