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Date: 7月 29th, 2014
Cate: James Bongiorno

Ampzilla(その2)

日曜日に「ゴジラ」を観てきた。
ラストシーンでゴジラは海へと去っていく。
だが最終的にどこへ去っていくのかはわからない。
ただ海へと去っていく。

ゴジラの映画を何本も観てきた者にとっては、見慣れた光景である。

ゴジラは去っていくもの、どこかへと去っていく、という意識がどこかにある。
ゴジラは1954年公開の初代のイメージから、核の象徴といわれてきた。
だが、今回の「ゴジラ」のラストシーンを観ながら、
地球(ガイア)が生み出した生物ということを強く意識していた。

ラブロックによるガイア理論は1960年代にはいってからである。
ゴジラはガイア理論よりも早く生れている。
ボンジョルノも、もしかするとゴジラを核の象徴としてではなく、
地球(ガイア)が生み出した巨大生物として認識していたかもしれない。

ガイア理論のガイア(Gaia)はギリシア神話の女神であり、Gで始まっている。
ゴジラ(Godzilla)もGから始まっている。
だから会社名もGから始まるようにしたのではないだろうか。

ボンジョルノも、この世を去っていった。
あと一年ほど生きていたら、「ゴジラ」を観れたのに……、とおもう。
ボンジョルノは2014年の「ゴジラ」をどう観ただろうか。

Date: 7月 29th, 2014
Cate: James Bongiorno

Ampzilla(その1)

Ampzilla(アンプジラ)。
アンプ(Amplifier)のゴジラ(Godzilla)で、アンプジラ。

いうまでもなくジェームズ・ボンジョルノの代表作である。
会社の名前はGAS(Great American Sound)。
人を喰ったようなネーミングである。

パワーアンプはアンプジラの下にアンプジラの息子ということで、Son of Ampzilla、
その下にアンプジラの孫にあたるということで、Grandson。

一方コントロールアンプのネーミングは、
アンプジラとペアとなるのがThaedra(テァドラ)、その下にThoebe(セーベ)とThalia(サリア)がある。
MC型カートリッジのヘッドアンプは、Goliath(ゴライアス)。
ゴライアスにフォノイコライザーアンプを搭載したのがGoliath II。

Thaliaはギリシア神話から、Goliathは旧約聖書から名づけられている。
Thaedra、Thoebeに関してはいまのところ不明。

ギリシア神話、旧約聖書から名前を持ってきているのに対して、
パワーアンプはAmpzillaである。
実はここが不思議だった。
会社名も不思議といえば不思議だった。